簿記の資格の難易度データから窺える真実~4級の場合~

ここでひとつ、日商簿記という資格の難易度を考えておきたいと思います。
(日商)簿記の資格の難易度については、1級から4級までバラバラになるわけです。
まずは日商簿記の4級から、資格としての難易度をチェックしていきましょうか。

  受験者数 合格者数 合格率
平成20年2月 749人 227人 30.3%
平成20年6月 1287人 699人 54.3%
平成20年11月 791人 311人 39.3%
平成21年2月 831人 325人 39.1%
平成21年6月 1114人 415人 37.3%
平成21年11月 764人 162人 21.2%
平成22年2月 725人 304人 41.9%
平成22年6月 891人 452人 50.7%
平成22年11月 565人 211人 37.3%
平成23年2月 680人 129人 19.0%
平成23年6月 918人 312人 34.0%
平成23年11月 715人 220人 30.8%
平成24年2月 569人 180人 31.6%

簿記の4級資格試験は、こうして表の形にしてみると難易度をはじめどんなことがわかるでしょうか? 

まず、人数が少ないことが歴然として見えるのではないでしょうか。
簿記の4級は、高校や専門学校のような社会に出る前の段階での受験がそこそこあるほか、3級かそれ以上の試験を受ける自信がまだない人たちが受験者の中核になっているとよく噂されています。
難易度を示す大きな指標となる、合格率ですが、簿記4級資格の場合は30パーセント台になることが多いですね。
ときどき難易度が上がったり下がったりしていることもありますが、それは受験者の数の影響もありますしあまり考慮しなくてもよいでしょう。簿記4級資格の難易度は実際のところかなり低いものなのです。
それでも半数以上の人たちが落ちている以上、出願したときは、油断するようなまねはしないほうがいいのですが。

簿記4級資格の難易度が高くないのにこんな合格率になっていることは矛盾しているように見えるかもしれませんが最大の理由は、簿記そのものに対する準備が足りない人たちが多く受けているからです。
もっとも、受ける人が増えないのは、世間での評価が低いことが最大の理由でしょう。
4級に受かったからといって、それがプラスになる場面はほとんどやってきません。
4級は、3級を受ける前の腕試しくらいの動機があるときでもなければ、受けに行く必要はないでしょう。

これから簿記の試験を受ける人たちは、まず3級からにしても差支えはまったくありません。

簿記の資格